仕事や家事でいつも苦しいと感じているなら、自分を見つめ直してみることが大事です。理想と考える自分の姿から遠い状態になっているなら、スピリチュアルな観点で改善していくと良いでしょう。少なくともポジティブに生きていなければ、理想の自分になることは不可能です。自分にとって必要な要素をよく考えることから始めましょう。
たとえば、人の視線が気になっていつも緊張しているなら、生活にリラックス呼吸法を取り入れることは有効な手段です。もっと自由闊達に行動したいのに、そうできない自分に落胆している人は珍しくありません。心と体は連動しており、どちらか一方が緊張で硬くなると連鎖的に全体がそうなります。言い換えると、リラックス呼吸法でリフレッシュできれば、全体がスムーズな状態になるということです。リラックス呼吸法は、深く息を吸ってゆっくりと吐く腹式呼吸が基本となります。
2つ目の方法は瞑想であり、完全に習得することは容易ではありません。仏教の高僧でさえ、瞑想を極めている人はごく少数となっています。しかし、ある程度で構わないなら一般人でも十分に可能です。簡単にいうと、現在だけにスポットライトを当てて過去と未来をシャットアウトします。苦しみや不安は現在には存在しないものです。過去を思い出して胸が痛くなった経験や、未来をイメージして胸がざわついた経験は誰にでもあるでしょう。これらは珍しいことではなく、ネガティブな感情になるときは常に自分の中で起こっています。それらを追い出して現在に集中することが瞑想です。
3つ目の方法であるヨガも、実は瞑想と基本的なコンセプトは同じです。瞑想は基本的に静止した状態で行うことに対し、ヨガはゆっくり動きながら行います。その違いがあるだけで、現在にフォーカスしている点は同じです。言い換えると、いくらヨガのポーズをしていても、過去や未来のことを考えているならそれはヨガではありません。
4つ目は呼吸法ですが、これは先ほどのリラックス呼吸法とは異なります。自分の呼吸に全神経を集中して他のことを頭から追い出します。余計なことを考えないという点はヨガなどと共通です。5つ目として、自分の現状を強く自覚してそれを手放す方法が挙げられます。どのような感情を味わっているのか明確に意識することで、一歩引いた状態で自分を見られようになるでしょう。抱いている感情を理解することで、それを自分から引き離せるようになります。